1.目的と範囲
植物研究雑誌は植物・藻類・菌類の分類学,生薬学およびそれらに関連する分野の振興・発展に貢献することを目的とした,隔月発行の英和混在のオープンアクセスジャーナルである.植物研究雑誌編集委員会が編集し,株式会社ツムラが発行する.本誌は,オンラインで発行され,発行と同時に公開される.
本誌は,当該分野の研究者,学生および本分野に関心のある全ての人々を読者として想定し,当該分野における重要かつ新規性に富んだ原稿を掲載する.
新分類群の発表,分類学,形態・解剖学,系統・進化学,植物地理学,生態学に基づく生物群の検討,生薬の同定・基原・品質・性状・生産・流通等に関する論文の投稿を主に募集する.また,採集記録や各国で開催される学会・研修会等の報告やニュースも歓迎する.
掲載する原稿の種類は原著論文,総説,短報,ニュース,書評,追悼の6種.書評,追悼を除くすべての投稿原稿に対してシングル・ブラインドによる査読を行う.論文の出版はCOPE(出版倫理委員会)のガイドラインに基づいたワークフローによって行われる.
本誌は,専門家に限らず,植物研究のアマチュアや愛好家も対象に,新知見と研究成果の発表の場を提供する.当該分野に関心のある全ての人からの投稿を歓迎する.投稿に際しては,別に定める本誌「投稿規定」を参照のこと.
本誌への投稿料および原稿掲載料(APC)は無料である.
2.編集委員会
植物研究雑誌編集委員会の運営については,別に定める本誌「 編集委員会会則」 に定める.
3.ジャーナル方針及び倫理方針
研究および出版に関する倫理的責任を果たすため,本誌の著者,編集委員,査読者および出版社は以下に定めるジャーナル方針及び倫理方針を遵守しなければならない.
3-1.プレプリント方針
本誌は,研究の普及を促進するために,内容の一部をプレプリントサーバで公開している研究成果の投稿も受理する.ただし,投稿原稿はプレプリントにはない独自性や新規性を有していなければならない.
投稿原稿にプレプリントサーバで公開しているプレプリントの内容が含まれている場合,プレプリントサーバの名称と関連するアクセス番号もしくはDOIを投稿情報に明記しなければならない.
本誌へ投稿後,投稿原稿,査読者のコメントを受けて修正された原稿,出版のため受理された原稿,ジャーナルに掲載された原稿は,プレプリントサーバに掲載してはならない.
3-3.画像の同一性
原稿に含まれる全ての画像は,元の画像を正確に反映していなければならない.
画像をデジタル加工することは認められるが,結論を恣意的に操作するような加工は行ってはならない.
画像にデジタル加工を施す場合は ,「 原稿執筆要領」に定めのある「画像のデジタル加工」を参照し慎重に行うこと.
査読・編集プロセスで,未加工のオリジナル画像の提出が求められる場合がある.
3-4.著作権のある資料の引用と転載
著作権のある資料を引用または転載する場合,正当な範囲内で行うとともに,原稿中で出典を明示すること.
著作権のある資料を原稿に転載する場合,当該資料の著作権者から,必要とされる転載の許諾を得るとともに,原稿投稿時に,転載許可書(様式は問わない)のコピーを添付すること.
著作権のある資料を改変して転載する場合,改変について原著者および著作権者から許諾を得ること.また,原稿投稿時に転載許可書のコピーを添付し,原稿で改変内容を明示する こと.
3-5.研究データポリシー
植物研究雑誌は,原稿の根拠となったデータや資料を補足資料(Supplementary data)や公共のリポジトリ,データベース等で共有することを推奨する.
なお,次に挙げるデータの情報開示は必須とする.
標本:ニューヨーク植物園のデータベース Index Herbariorum(https://sweetgum.nybg.org/science/ih/)に登録のある公共のハーバリウムまたは公共のコレクションに適切に保管し,標本に関する情報を原稿中に明記しなければならない.
DNAやRNAの塩基配列,次世代シーケンシングデータ,遺伝的多型に関する情報:コミュニティに認知されたリポジトリに登録し,登録番号などを原稿中に明記しなければならない.
サンプル,標本,データ収集や利用にあたっては,関連する機関,国内および国際的な法令やガイドラインを遵守すること.特にフィールドワークにおいては,必要な許可を得たうえで,現地法令を遵守して,実施すること.
3-6.利益相反
利益相反は,研究の実施や査読または出版にかかわる意思決定の際,外部との利益関係によって,公正かつ適正な判断に影響を及ぼす状況が顕在化している/認識されている/潜在する場合に生じる.具体的には,雇用関係,コンサルティング,株式やオプション所有,謝礼,特許などの金銭的な関係や,個人的な関係や対立,学術的な競争など非金銭的な関係がある場合に生じうる.
公正で信頼のおける出版のため,本誌の著者,査読者,編集者および出版社は,以下の事項を遵守しなければならない.
著者
著者は,投稿原稿に関連する研究の利益相反の有無について,投稿時に表明しなければならない.
利益相反がある場合,「引用文献」のセクションの前に「声明」のセクションを設け, 利益相反を開示する.
投稿原稿に関連する資金の出所は ,「謝辞」のセクションに記載する.
査読者
編集委員会は査読者を招聘する際,利益相反の回避に努めるが,潜在的なバイアスを必ずしも特定できるとは限らない.
査読を依頼された原稿に,直接または間接的に関連する利益相反がある場合は,査読を辞退する.
編集委員
投稿原稿に関して利益相反がある場合,当該編集委員は原稿の査読プロセスから除外される.
また,編集委員が著者の場合,当該編集委員は査読プロセスから除外される.
編集委員が執筆した原稿は,他の原稿と同じプロセスで査読と編集上の決定が行われる.
出版社(株式会社ツムラ)
出版社(株式会社ツムラ)は,本誌の発行にかかる費用負担と庶務を担当するが,内容および出版の意思決定には一切関与しない.また,出版社社員および関連機関からの投稿は,他の原稿と同じプロセスで,査読と編集上の決定が行われる.
3-7.守秘義務
未発表原稿の機密性を保持することは,出版における信頼性の確保のみならず,公平で公正な査読プロセスの維持,自由な意見交換の促進による研究分野の発展に必要不可欠であると考えられる.そのため,著者,査読者,編集委員会は,以下の定めを遵守しなければならない.
著者
著者は,投稿原稿に関する,査読の結果,査読・編集コメント,編集委員会からの連絡を含む全てのやり取りについて,編集委員会からの許可を得ることなく,SNS,ウェブサイト,出版物などで公開してはならない.なお,著者の責任で,第三者に査読・編集コメント等への対処を相談することは許される.
これは,当該原稿がリジェクトされた場合や出版された後であっても適用される.
査読者
査読者は,原稿の査読を受諾することにより,以下の事項を遵守することに同意したものとみなされる.
- ・原稿の査読における自身の役割を明らかにしない.
- ・編集委員会の許可を得る事なく,第三者を査読に関与させてはならない.
- ・査読中に得られた情報を使い,自身や他者の利益をはかる,または,他者に不利益を与えるなどしてはならない.
編集委員会
編集委員会は,本誌に投稿された全ての原稿に対し,機密性を保持するとともに,以下の事項を遵守する.
- ・査読者からの合理的な要求がない限り,査読者の身元を開示しない.ただし,査読原稿を特定させない範囲での,編集協力に対する謝辞における氏名の開示は別とする.
- ・未発表原稿について,当該原稿や査読に直接関与していない人と議論しない.
- ・未発表原稿のデータや情報を使い,自身や他者の利益をはかる,または,他者組織に不利益を与えるなどしてはならない.
3-8.セルフアーカイブ(グリーンオープンアクセス方針)
著者は,セルフアーカイビング(グリーンオープンアクセス)として原稿の出版後,自身の 最終版PDF (Version of Record)を,自身の WEB サイトやオンラインのリポジトリに登録することができる.
セルフアーカイブする際は,次の例文を参照し,本誌へのリンクを含めること:
この原稿は植物研究雑誌から出版されました.最終版PDF(Version of Record)は次のリン クから入手可能です.https://dol.org/10.510033/***
3-9.長期的なデジタルアーカイビング
植物研究雑誌は,デジタルコンテンツをJ-STAGE(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjapbot/-char/ja/)上で公開するとともに,
ダークアーカイブサービスPortico (https://www.portico.org/publishers/jstage/)に も 保存し,長期保存と安定提供を保証している.
3-10.ジャーナル方針及び倫理方針に違反のある場合の対応
本誌は,投稿原稿および掲載原稿に対して,倫理違反の申し立てがあった場合,本誌の方針 および,可能な範囲で,出版倫理委員会(COPE: http://publicationethics.org/)のガイドラインに 従い,対応する.
4.著作権とライセンシング
本誌に掲載した原稿の著作権は,植物研究雑誌編集委員会に帰属する.
また本誌は完全なオープンアクセス誌で ,「 クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0国際ライセンス(以下,CC BY 4.0)」 に 基づき原稿を出版する.
著者は原稿の受理後,著作権委譲書 兼ライセンシング同意書(Copyright Transfer and Licensing Agreement)に署名し植物研究雑誌編集委員会に提出すること.
ライセンスの詳細は以下のとおり.
CC BY 4.0
このライセンスは,適切なクレジットを表示する限りにおいて,営利/非営利を問わず記事の共有,翻案等の利用を許可するものである.
リーガルコードについては,CC BY 4.0 Legal Code (https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.ja)を確認すること.
5.個人情報
原稿投稿に際し収集した個人情報は,本誌の「プライバシーポリシー」に従う.